私は輸入自動車会社に勤めていたと云ってもアメリカ車を多く扱う
いわゆる安いアメ車屋さんでした。
高年式の車と云ってもアメ車なので国産車より少し高い程度。
途中会社の業績がうなぎのぼりになり欧州車ヨーロッパ車の
割合がどんどん高くなりましたがやはり私はアメリカ車が好きでしたね。
リンカーンやキャデラックを始めとするフルサイズカーに
その当時の人気の中心でしたが手頃なのに豪華でスポーティな
フォードサンダーバードやマーキュリークーガーなども
マスタングに並ぶほど人気があったんですよ。
サンルーフにレザーシートにメタリックペイントなど
装備も充実していたからでしょう。
オプションでTートップなども選べましたからね。
そんな良い時代もそう長くは続かず8割ぐらいを占めていた
アメ車も一台減り2台減りなんて事をしているうちに
最後はコンパクトなモデルが２～3台が残る程度となりました。
周りはメルセデスベンツのW126やW126CにW201、W124が
幅を利かせその中にBMWのE30の323、320 E23 732、745
E24の635にE28の528、535などが溢れていました。
そうこうしているうちに輸入される車種も高級化し
アルピナのE24 B9‐3，5やB7ターボのセダンなどに
M1なども複数輸入されてきました。白とオレンジでしたか？
AMGも82年のセダンと84年のワイドボディの32Vが
輸入されていました。
アウディは84年85年辺りのクワトロクーペが5台ぐらいあり
言ってみればバブルの時代に入る頃なので
贅沢の極み何て車がゴロゴロしていましたが
私の興味はアメ車なので正直なんだこれは？なんて感じでしたね。
今考えてみればその頃世界から集めたそんな魅力ある高級車も
ここ30年の経済のへこみで世界に買われちゃいましたね。
時計やジュエリーなどの高級品もほぼ海外へと
消えて行った事でしょう。
うちの会社にあったベンツのリムジン キャラットダイヤモンドや
SGSスタイリングガレージなどの車も今は海外で
走っている事でしょう。
アメリカの様にどこかの国の景気を上げてそして
アメリカにあるものを最高の値段で売りつけそして
ある程度満足させたら今度はその国の景気徐々に降下させて
持ちきれなくなったら安い値段で買い上げるなら話は分かりますが
日本はその逆底値で買われて最高値で買い戻すので
いつも大損させられます。
そう考えるとバブルの頃にあった世界の名車が
何とも懐かしいですね。
テキサス州アーリントンで売られていた1978年のシボレー コルベット。
1978年はコルベットの25周年記念の年。
インディペースカーや限定車がたくさん発売された年でした。
カリフォルニアなどでもディーラーオリジナル仕様
なんてのもたくさん販売されているものだと思います。
この25周年記念モデルもシルバーのボディに
シルバーのレザーシートがおごられた私の好きなモデル。
この年からスティングレーなる文字が消え
シボレーコルベットとなったモデル。
C3でもノーマルのフルパワーを味わいたいならアイアンバンパーの
71年モデルまでが面白いでしょうが
私は75年辺りからこの78年辺りの車が好きですね。
とくにこの78年はリアガラスが大型化され
荷物が積めるようになったのが良いですね。
デザイン的にも悪くないし。
どの時代のスーパーカーやスポーツカーも
少し手を入れないと良さが際立たない何て車が多い中
この車はこのままを楽しみたい数少ないスポーツカーと
言えるんじゃないでしょうか。
1978y Chevrolet Corvetteは私の理想の形です。
こんな美しいお尻見た事あります？
